はじめに
みなさん、こんにちは!ビー玉です。
今回は映画『僕と世界の方程式』英題は『X+Y』のレビューです。
鑑賞していて、多くのことを考えさせられた作品でした。
予告編はこの動画
あらすじ
他人との意思疎通は苦手だが、数学に関しては突出した才能を誇る少年ネイサン(エイサ・バターフィールド)。母ジュリー(サリー・ホーキンス)はその才能をさらに伸ばそうと、息子への個別指導を数学教師ハンフリーズ(レイフ・スポール)に頼む。やがてネイサンは、国際数学オリンピックのイギリス代表チームのメンバーに選出されるまでになった。台北での合宿に参加した彼は、そこで中国チームの少女チャン・メイ(ジョー・ヤン)と出会う。
”シネマトゥデイから引用”
映像がきれい
主人公のネイサンは共感覚を持っていて、光や形の変化に敏感だ。
なので光が美しく表現されている。これによって、主人公が世界に対して特別な見方をしていることがよくわかる。
映画にとって色彩はとっても大事。凝ったものでも、あっと驚くものではない地味な表現だが引き込まれるものがあった。
その映像がとても美しい。ぜひ本編を見て欲しい。
普通って?特別って?
この作品を観ていて、特に感じたテーマが特別ってなんだろう?普通ってなんだろう?ということだ。
ネイサンは自閉症スペクトラム。父親からは特別な能力だと言われて育つ。
数学の才能が素晴らしく、小さい頃から頭角を現していく。
しかし、学校では浮いた存在なのが表現されている。普通ではない存在。それは他の人と違うというだけ…
しかし、数学オリンピック候補の合宿に行くと、君は普通だねと声をかけられるのだった。
普通とか特別とかは相対的なものであり、まわりいる人たちが同じような人ならばそれは普通になる。
あいつは人と違うから…とかそんなことは変わる。
でも自分自身は変わる必要はない。みんながみんな違うし特別な存在なんだということを示すような映画であったと感じました。
この映画で一番、感じたこと
それは、ひとりひとりの個性、違いというものを認めよう。
違いからくる、ネガティブな感情がなくなれば、世界はもっと平和になるんじゃないかなと、ひしひしと感じた映画鑑賞後のビー玉でした。
地味な映画ですが、内容は濃い。
みなさんに鑑賞して欲しい映画でした。