非常事態宣言が出てから約1ヶ月。
社会的なインフラである、こども関係のお仕事なので出勤は続いている。なので日々の生活には変わりはない。
仕事のない日は、1日も外出はしなかったので一切変わらないといえば嘘になってしまうかもしれないが、自分的には変わらなかった。
元々、アクティブな方ではなかった。休日は映画鑑賞、読書やPS4が中心だ。なので家にいてやることもあまり変わらない。
けれども最近、やる気が全く沸き起こらないのだ。
本を読もうにも、ページを開くことができない。映画を観ようと思っても観る作品が決まらない。ゲームをしようと思っても電源をつける気が起きない。
仕事においても、何かいつもと違う。こどもの人数は激減しているがそこじゃない。
仕事でもプライベートでも、一歩が踏み出せない自分がいる。
これは怠惰なのであろうか。それとも大きく変わっていないと思っていた生活からもストレスを受けていたのだろうか。
4月5月は物事が変化する時期で、メンタルが不安定になる人は少なくない。こどもたちはこの時期とても変化が大きい。
この変わり目に加えて、非常事態宣言。平静を装っているが、実は自分のメンタルはボロボロなんじゃないかと思ったりもする。
2021年4月から青年海外協力隊として2年間。南アフリカに派遣される予定であったが延期となり、一応の道筋は示されたがまだどうなるのか分からない。
行く前に勉強する時間が増えたとポジティブに受け取ってみたものの、自分を納得させる言い訳にすら聞こえてくる。
新型コロナウイルスのパンデミック。
自分は歴史の中に生きているのだと強烈に感じる。何が起こるか分からないのだ。歴史上の出来事。スペイン風邪や世界恐慌、二度にわたる世界大戦。どこか過去のこと。今の世界とは分断された遠いどこかのお話と思っていた節がある。
この世界はこれまでの歴史とちゃんと繋がっている。こんな当たり前のことを思い出させてくれ、実感させてくれた。
何が言いたいのか分からなくなってくる。
とにかく、心は確実にすり減っているということ。こんな時こそ、視野を広くして寛容に生きたい。
言葉は悪い意味で切れ味を増してないだろうか。自分の行動を自分の頭で考えているだろうか。
人生は冒険だ。何が待ち受けているか分からない。だから日々のちょっとしたことに目を向けて少しずつレベルを上げていこうじゃないか。
最近、ため息つくなよと言われた。
でもため息って、自分の中の悪い気分を吐き出す大切な作業なんじゃないかと思ってる。