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映画『ジョン・ウィック パラベラム』これでもかというくらいのアクション!

今回レビューする映画は”ジョン・ウィック パラベラム”シリーズの第3作です。

このパラベラムはラテン語でPara Bellum”戦争への準備”という意味。映画を鑑賞した後ならこの副題の意味がわかってきます。

作品情報

原題 John Wick: Chapter 3 -Parabellum

公開 2019

上映時間 131分

キャスト&スタッフ

チャド・スタエルスキ監督:なんとこの人はジョン・ウィックシリーズが初の監督作品。しかもマトリックスでキアヌのスタントマンでした。だからキアヌの良いところを存分に引き出すことができます。

キアヌ・リーブス:ご存知マトリックスのネオ。千葉真一を師と仰ぐアクションスター。本当にこの映画は彼のための映画と言って過言はない。

イアン・マクシェーン:皆が知っているところだと、パイレーツオブカリビアンの黒髭。ジョン・ウィックは一作目から登場し主人公を支えます。

ハル・ベリー:シリーズ初登場!X-MENのストームが有名。私との出会いは”007ダイ・アナザー・デイ”自分はピアース・ブロスナンのボンド世代なので作品参加はとても嬉しい。

ランス・レディック:この映画。彼がいないとダメなんじゃないかと思うくらい名脇役。これまで戦闘に関わることがなかったが今回は…

ローレンス・フィッシュバーン:マトリックスのモーフィアス。キアヌとの共演は心躍るものがあります。今後重要な立ち位置になってくるでしょう。

あらすじ(ネタバレなし)

前作で戦闘禁止エリアであるコンチネンタル・ホテルにて敵のボスを殺害。ルールを破った主人公ジョン・ウィックは懸賞金1400万ドルをかけられ世界中の殺し屋から命を狙われます。

ジョンはこの窮地を脱するべく、より上位の者に会いにいきます。しかし、ジョンは選択を迫られます。果たして、ジョンは生き延びることができるのか。

レビュー(ネタバレを含む)

今作品、正直シリーズの中で一番酷かったです。アクションシーンはさすがの一言。しかし話と展開が若干、微妙でした。第1,2作がとてつもなく面白かったので期待が大きすぎたのかもしれません。

普通に観れば面白い映画だと思う。でもこれだけ期待させてくれたこのシリーズはやっぱ面白いんだと実感しました。

なんでも凶器になる技は健在

これまで、様々なものを使って巧みに殺害してきたジョン。鉛筆で人間を殺す男ジョン・ウィックはマフィアの中でも有名な話でした。

今回はどんなもので、戦うのか。それもこの作品の見所の一つです。まずは本。図書館での戦闘では本を使って殺害。まぁ使ったと言えるのかは微妙なところですが…

予告でも登場した馬!馬の乗って駆けるシーンは予告でありましたが馬を使うとは!!馬の後ろには立ってはいけません。そう絶対に。

犬が殺される…でも今回は

物語の中盤。昔、ジョンが血の契約を交わした者ソフィアに会います。そして義務を果たせと。チャプター2では義務を負っている側でしたが、今回ははたしてもらう側。

私がちょっとあれ?笑と思ったのはここから。ソフィアとキアヌが交渉していた相手からソフィアの犬を渡せと言われます。これを断ったソフィア。犬はその場で打ち殺されてしまいます。そのことに激怒したソフィアは敵に発砲。ここから戦闘開始。

ちょっと待って!そこまで犬にかける想いとか描写されていたっけ!?犬から始まったこのシリーズ。ジョンの時は犬に対する想いが、丁寧に描写されその愛犬が殺された時は、これはやばいとこちらも思いました。しかし、今回は違う。犬繋がりだから?もうちょっとなんか欲しかったなぁと。

アクションシーンはさすが

キアヌのアクションシーンはさすがの一言。だけど今回はちょっとアクションシーンが長すぎたかなぁと思いました。後半怒涛の戦闘。でも同じようなシーンの繰り返し。チャプター3だからできる何かを期待しましたが…信じられないくらいの防弾性能を誇る敵。これはあまり盛り上がらなかったかなと。前作では圧倒的物量で襲いかかるも、ジョンはそれをも圧倒していきました。

ですが今回、ジョンならなんとかなっちゃうでしょとの思いから緊迫感があまりなかった。これは仕方のないことなんですが、ここで私たちの予想を超えてきて欲しかったです。でもアクションシーンは本当に凄いんですよ!!どうやって撮影しているんだろう笑

犬を使った戦闘シーンは良かったです。前半は良かったんだよな。

チャプター4へ

今作で、ジョンは裏社会を牛耳る首席連合を敵に回します。ラストシーンは完全に続編で首席連合と戦うことを匂わせました。副題であるパラベラム”戦争への準備”とは次回作への準備ということでしょうか。

ジャンプするためには、一度しゃがみ込む必要があります。このチャプター3が次回作ジャンプするための、踏ん張りだったことを願います。

終わりに

自分的には期待が大きかった分、過去作に比べてうーんと思うことが多々ありましたが面白い映画であることは間違いありません。

キアヌ・リーブスのアクションがまた観たい!みたことないような技を見せてくれ!

頼んだぞジョン・ウィック

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