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映画『チャイルド・プレイ リメイク』グロテスクは果たしてホラーなのか

今回はチャイルド・プレイ1988年のリメイク版のレビューです。傑作をなぜリメイクしないといけないのか。いやリメイクを作ることによって、やっぱりオリジナルが最高と思われる画策か笑

普段、ホラー映画は苦手なので絶対に見ないのですがチャイルド・プレイはなぜか観たくなってしまった。

映画情報

原題:Child’s Play

米公開日:2019年6月21日

スタッフ&キャスト

今回、知っている方はチャッキーの声くらい…勉強不足です。

監督ラース・クレヴバーグ:すみません。知りませんでした。ポラロイドという映画を撮ってるみたいです。いつか観ます。

ガブリエル・ベイトマン:今回の主人公。『アナベル死霊館』の人形がデビュー作

マーク・ハミル:我らがチャッキー!我らがジェダイマスター!マークハミルは声優業のキャリアも長い役者さん。意外といろんなキャラクターを演じているので調べてみると面白いですよ!

でも観ていたときにはマークハミル気がつきませんでした笑

あらすじ(ネタバレなし)

最先端テクノロジー企業・カスラン社の期待の新商品、バディ人形。引越しをして友達のいない少年アンディは、誕生日に音声認識やセンサーカメラ、高解像度画像認識などの機能がついた高性能人形を母親からプレゼントされる。

自らをチャッキーと名乗る人形だが、実は欠陥品だと判明。的外れな受け答えに最初は呆れるアンディだが「君が一番の親友だよ」と話すチャッキーに次第に夢中になる。その後、彼が豹変することなど知らずに…

引用”Filmarks”

レビュー(ネタバレあり)

こわさってなんだろう。グロテスクはこわさなのか。ホラーとは何か。それを考えさせてくれる映画。

冒頭から疑問符

今回のチャッキーはオカルト要素を排したリアル志向。心が人形に乗り移る!なんてことはなく人形のAIの暴走です。しかしなぜAIが暴走することになるのか。この描写が、いやいやいやいやと突っ込まずにはいられない。

チャッキーの生産は途上国の工場で手作業によって作られます。そこではなぜかプログラミングまで出来ちゃいます。セキュリティどうなってるの。上司にクビを宣告され、復讐心からかチャッキーの安全装置をことごとく解除していきます。途上国のいち労働者がプログラムを書き換えられるっておかしくないか??というツッコミから始まるこの作品。オカルト要素をなくして、現実的な路線のように感じて、実はそうじゃないのかと冒頭から不安になりました。

環境によって悪にも善にもなりうる

今回のチャッキーは、あくまでもAIです。本来のチャッキーには善悪の判断や非暴力設定などが施されていますが、解除されてしまっています。安全装置を全て解除された状態で環境次第でいかなる成長が可能です。これは人間の子どもを重ねているのかなとも感じました。

子どもたちが、スプラッター映画。凶器で惨殺するシーンを鑑賞しながら大爆笑をしていました。子どもたちの楽しそうな姿を見たチャッキーは、惨殺が面白いことと受け取り包丁を手に取り襲いかかります。善悪の判断がつかない無垢であるチャッキーにとって子どもたちの反応こそが全て。悪いこととは何か。正しいこととは何か。これって説明するのは難しい事柄だと思います。チャッキーの成長を通して、成長ってなんだろうかと考えさせられます。

ホラーってなんだろう

普段、ホラー映画は一切観ません。だってこわいの嫌いだから笑。詳しくいうと”こわい”というものより”グロい”ものが苦手です。

オリジナルのチャイルド・プレイは”グロい”から”こわい”ではなく、なんかわからないけど”こわい”でした。ですが今回のリメイクはなぜかわからないけど込み上げてくるこわさではなく、グロテスクなシーンからくるこわさでした。

鑑賞していて思ったのが、これって本当にホラーなのかな?です。グロテスクなシーンを入れればこわいのは当たり前です。でもそれって、例えが適切かは分かりませんが、人が死ねば感動するでしょ?泣けるでしょ?みたいな小手先の作り方なのかなと陳腐に感じられました。グロテスクがダメと言っているわけではありません。人が死ねば感動、泣けるのが悪いとも微塵も思っていません。要はその演出の使い方です。

リメイク版に関してはグロテスクシーンを多用し、グロさではないこわさが圧倒的に足りなかったのかなと思います。相対的なことになってしまいますが…

オリジナルのオカルト要素や殺人シーンの描写方法など違ったこわさ。今回はAIの暴走というこわさで表現したかったのかもしれませんが自分的には、弱かったです。ターミネーターくらいいったら良かったのかな笑いや良くないか。

そもそもチャッキーがこわい

”こわさ”ってなんだろうと書いてきましたが、チャッキーがそもそも怖いよね笑。子ども用のお友達人形なのに、あの外見はありなのか。日本だったら絶対に売れないぞ。

ここは可愛いけど、豹変すると…くらいが良かったかなぁ自分的に。

最後に

いろいろ突っ込みどころがあったチャイルド・プレイ・リメイク。ですがリメイクすることによってオリジナル版にまた光が当たることはとても良いことだと思います。

完全なリメイクではなく新しい要素を入れていく。挑戦する心は自分的に好きです。ですが面白くないと、なんだったんだとなってしまいます。

別映画ではなく、リメイクとして名前を継承することは興行には良いかもしれませんが重みがあることを忘れてはいけません。

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ビー玉
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