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映画『コンテイジョン』感想 未知のウイルスに直面したら人はどこに向かっていくのだろう

こんにちは、ビー玉です。

今回はスティーブン・ソダーバーグ監督のコンテイジョンの感想を綴っていきます。

CONTAGION意味は感染です。

新型コロナウイルスが拡大していくなか、突如Netflixに登場して観てくれと言わんばかりの推しに負けました笑

あらすじ

香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。
米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。国家が、医師が、そして家族を守るごく普通の人々が選んだ決断とは──?

”映画公式サイトから引用”

キャスト&スタッフ

監督は、オーシャンズシリーズを手掛けたスティーブン・ソダーバーグ

オーシャンズシリーズもそうだったが今回もキャストが豪華

マット・デイモン:監督と多くの作品でタッグを組んでます。

ジュード・ロウ:この役柄がとてもクセがある!いやただ悪いだけか…それにしてもジュード・ロウにぴったりの役でした。

ローレンス・フィッシュバーン:私の中ではモーフィアス

マリオン・コティヤール:とても好きな女優さん。映画の終盤、彼女がどんなことを考えながら行動していたのだろうか。インセプションやミッドナイト・イン・パリが自分的にお気に入り。

ケイト・ウィンスレット:みなさんご存知、タイタニックのローズ。まさかあんなことになるとは…

グウィネス・パルトロウ :有名なところでいえば、アイアンマンシリーズのポッツ・ペッパー役ではないでしょうか。

ブライアン・クランストン:最近だとアメリカ版ゴジラに出演していました。あの魚たくさん食べてたゴジラじゃないよ?そんな映画知らないって?

ジェニファー・イーリー:高慢と偏見が有名ですね。

これだけでもかなり豪華な顔ぶれ。

感想(ネタバレあり)

この映画、感染が発生してからDAY○と経過を追っていく構成になっています。

このおかげで、感染拡大スピードがもろに感じることができました。

接触感染をフォーカス

冒頭から、役者が触っている物や人同士が触れている瞬間にフォーカスしていて、感染経路が暗示されていました。新型コロナウイルスで感染症に対しての情報が今まで以上にあるなか観るとより印象的でした。

この騒動が起きる前に観ていたらそこまで、意識しなかったかもしれません。どこにウイルスが潜んでいるか分からない。コップが映っていてもそれが汚染されているかどうか、観てる私たちは想像するしかありません。

看護師のストから考える

このウイルスは感染してから死亡までがはやい。大人も子どもも関係ありません。なんの対策も打てないまま時間だけが過ぎていきます。

ウイルスに対して、医療関係者に安全策を講じられない。このことから看護師はストライキ。病院も回らなくなっていきます。ここで、医療関係者なのだから、仕事をしろと言えるでしょうか。自分が死ぬかもしれない状況で仕事ができるのだろうか。医療従事者の熱意だけに縋ってはいけないと考えさせられました。

リアルに描いているのに、杜撰な対応

感染を予防するために、あまり人と会わないなど、今なら現実感のあることが多い。しかし、欧米の文化なのか…マスクをしない人、WHOの関係者もマスクせず、普通に握手してる…

感染地域に派遣されていたスタッフはマスクなど防護していましたが、他の職員は全然…

何千万という人々が感染している状況。そして死亡率は20%以上。この状況で普通に握手とかマスクしないとか..そんか感覚なのかなぁと。最後の方では握手を控えようと偉い人たちが語っていたが、ワクチンが完成して目の前にある状況で。危機意識が低くないか?リアリティを追求している感があったがここらへんはザル。この感覚は、現実がこの状況だからなのか。

さいごに

何より恐ろしいのは、ウイルス以上に人。生き残るために必死になっていきます。

正義のために動いている人たちの中にも、これはどういう意図だ?という行動が多々ありました。人のためか。はたまた自分のためか。分からないからこそ、映画ではいい演出になっているのかもしれません。

情報が錯綜し、このパンデミックで亡くなる人、ガッツリ稼ぐ人、過剰な行動に出る人。

私たち人間はウイルスに負けるのか。人類自身が原因で消えていくのか。

そして、この映画は決してフィクションのままではおさまらない。いつかこのような強いウイルスが発生しパンデミックが起きるかもしれません。

そのとき、私たちはなにを考えて、なにができるのか。

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ビー玉
ちょっとしたことで、世界はもっとカラフルにみえてくる。 そんな日々の出来事や学びを発信していきたいと思っております。 普段はこども関係のお仕事をしています。